Cisco、セキュリティアドバイザリ3件をあらたに公開
Cisco Systemsは現地時間2025年4月2日、セキュリティアドバイザリ3件をあらたに公開した。いずれも脆弱性の悪用などは確認されていないが、各製品の利用者に注意を呼びかけている。
重要度が「高(High)」とされるアドバイザリは2件。「Meraki MXシリーズ」や「同Zシリーズ」に搭載された「Cisco AnyConnect VPN」においてサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2025-20212」が判明した。
「SSL VPNセッション」の確立時に正しく初期化処理が行われないことに起因し、認証されたユーザーによって悪用されるおそれがある。
一方「Cisco Enterprise Chat and Email(ECE)」では、チャット機能において入力の検証処理に不備があり、DoS攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2025-20139」が判明した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、それぞれ「7.7」「7.5」と評価されている。
(Security NEXT - 2025/04/03 )
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関連リンク
- Cisco:Cisco Meraki MX and Z Series AnyConnect VPN Denial of Service Vulnerability
- Cisco:Cisco Enterprise Chat and Email Denial of Service Vulnerability
- Cisco:Cisco Evolved Programmable Network Manager and Cisco Prime Infrastructure Stored Cross-Site Scripting Vulnerabilities
- Cisco:Cisco Smart Licensing Utility Vulnerabilities
- シスコシステムズ
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