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個人情報含むワクチン接種案内メールを誤送信 - 東京都

東京都は、ワクチン接種対象者1人の氏名が記載された案内メールを、無関係である約4万4000件の宛先に送信するミスがあったことを明らかにした。

都によれば7月2日14時半ごろ、「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示する都内飲食店の責任者「コロナ対策リーダー」の1人に対し、ワクチン接種の日時をメールで案内しようとしたところ、誤送信が発生したもの。

システムにおいて対象者を選択すべきところ、操作を誤って対象者を選択せずに送信作業を行ったため、本来送信すべき対象者1人の氏名が記載されたメールが、対象者以外のコロナ対策リーダーに対しても送信された。

職員が誤送信に気づき、途中で送信処理を中止したが、送信されたメールは約4万4000件にのぼる。送信対象に対して個別にメールを送信するシステムであるため、メールアアドレスの流出などは発生していない。

都では、接種対象者に対して経緯を説明して謝罪した。また誤送信先にもメールで謝罪し、誤って送信したメールの削除を依頼している。

(Security NEXT - 2021/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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