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MSPも利用するIT管理ツールがゼロデイ攻撃の標的に - 日本でも検知

ランサムウェアの攻撃者によるコンタクトに対しても、リンクに攻撃が仕込まれている可能性もあるとして、クリックしないよう求めた。

同社は、ユーザーに対して、VSAのサーバや管理対象のエンドポイントを分析し、IoC情報から「侵入の痕跡」について調べることができる侵害検出ツールを公開している。

今回の事態を受け、公的機関も対応に乗り出し、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)と米連邦捜査局(FBI)では共同で注意喚起を発表した。

利用者へ侵害状況の確認のほか、多要素認証の有効化や通信先IPアドレスの制限、VPNによるアクセス制限の実施など対策を呼びかけた。

あわせて影響を受けるマネージドサービスプロバイダーの顧客に対し、最新のバックアップが、ネットワークから隔離された環境に保存されていることを確認し、パッチがKaseyaより提供され次第、ガイダンスに従って適用するよう求めている。

(Security NEXT - 2021/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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