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高校教諭が個人情報含むUSBメモリを紛失、匿名で届き判明 - 埼玉県

埼玉県の県立高校において、教諭が個人情報を保存した私物のUSBメモリを紛失していたことがわかった。匿名で届き、紛失が判明したという。

同県によれば、6月21日に坂戸市内にある飲食店の前で拾得したとして同県教育委員会にUSBメモリが匿名で届けられたもの。内容を確認したところ、県立高校教諭の所有物であることが判明した。

問題のUSBメモリには、試験結果や成績、座席表など、生徒によって対象となる情報は異なるが、担当する4クラス169人分の個人情報が保存されていた。データの暗号化などは行われていない。

今回USBメモリが届いたことではじめて教諭は紛失に気がついたという。私物のUSBメモリを利用するには、上長の許可が必要だったが、許可は得ていなかった。

今回の問題を受け、同校では対象となる生徒の保護者に対し書面を配布し、報告と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2021/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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