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物件購入者の個人情報が流出、勧誘電話で判明 - アイディホーム

飯田グループホールディングスの子会社であるアイディホームは、物件を購入した一部顧客のリストが外部に流出したことを明らかにした。同社の下請業者を名乗る勧誘電話を受けたとの問い合わせより発覚したもので、詳しい経緯を調べている。

同社によれば、今回外部への流出が明らかとなったのは、東海エリアで2007年2月から2018年12月にかけて、同社より物件を購入した顧客の個人情報約7000件。氏名や住所、電話番号、物件の引き渡し日などが含まれる。

同社の物件購入者から、同社下請業者を名乗り、配管の無料点検を行うとする電話勧誘を受けたとの問い合わせが4月に数件寄せられ、問題が発覚した。

同社と電話勧誘を行っていた事業者に直接取り引き関係はなく、同社を名乗る勧誘電話の中止とともに、経緯の説明を求めたところ、利用していたリストが同社の顧客リストの一部であることが判明。電話勧誘は、4月上旬より約1200人に対して行われていた。勧誘にともなう有償工事やサービスの提供はなかったという。

また勧誘を行っていた事業者の証言から、過去に取り引きがあった不動産関係施工事業者の一部従業員からリストの提供を受けていたことも明らかとなった。

(Security NEXT - 2021/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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