Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセスで一部個人情報が海外に流出 - 福祉用具レンタル会社

福祉用具のレンタルや販売などを手がけるヤマシタは、不正アクセスに遭い、一部情報が外部へ流出したことを明らかにした。

同社によれば、5月1日にセキュリティに関するアラートがあり、情報システムの一部データにアクセスできなくなる障害を把握。外部専門家をまじえて調べたところ、ファイルサーバ内に保管されていた一部情報が海外のサーバに流出していることが判明した。

流出したデータには、氏名、住所、電話番号など個人情報が含まれる。7月1日の時点で確認されているのは、いわゆる非構造型データで、個別に確認作業を進めており、対象件数を含めて影響の範囲を調べている。営業秘密などに該当する情報は確認されていない。

今回の不正アクセスにより、業務継続に大きな影響は生じていないという。一部で障害や情報流出が確認されているが、「ランサムウェア」の関与については言及を避けており、原因や情報が流出した経路についても調査中とした。

同社では、個人情報が流出した関係者に対し個別に連絡を取る。また引き続き調査を進め、完了後に結果を踏まえて再発防止に取り組む計画だという。

(Security NEXT - 2021/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

健康商材のB2Bマッチングサイトに不正アクセス - 顧客情報が流出
サーバに不正アクセス、取引先や株主情報など流出 - 研創
ネックストラップ通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
獣医学本販売サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
スポーツ用品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
日本茶の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
食肉通販サイトに不正アクセス - 顧客情報が流出した可能性
市施設サイトに不正アクセス、メール配信CGIの脆弱性が標的に - 小諸市
製麺通販サイトに不正アクセス - 不正プログラム除去も被害継続
飲食店向け備品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出のおそれ