Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットリスクを学べる高校生向けの無償教材

カスペルスキーと静岡大学は、高校生を対象としたセキュリティ啓発教材「ネットの『リスク』を見きわめよう(高校生編)」を共同で開発し、ダウンロードによる無償提供を開始した。

同教材は、キャッシュレス決済やオンラインによる課金、ショッピングにおいて注意すべきポイントを学ぶことができるカード型の教材。約50分の授業に用いることを想定しており、おもに高校生を対象としているが、中学生も利用することができる。

生徒向けカードの表面には、身近に起こり得るイベントを記載。裏面にはスマートフォンの画面などを描いており、生徒は画面の内容を見ながらグループでディスカッションする。

教員向けには指導案、説明スライド、ワークシートなどの教材一式を用意。教員は説明スライドに沿って、カードごとに具体的に記載された気を付けるべきポイントを説明しながら答えあわせを行える。

ワークシートには、個人情報が漏洩した事例をもとに原因を考えさせる内容で、生徒はリスクを見極める判断力を養うことができるとしている。

(Security NEXT - 2021/06/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

市立高校で模試の結果データを生徒に誤送信 - 函館市
不正アクセスで顧客のクレカ情報流出の可能性 - 教材販売サイト
(ISC)²とNTT-ATが提携強化 - SSCPのトレーニングを日本語化
セキュリティ専門家2名や「セキュリティのアレ」に総務大臣奨励賞
県立校で裏紙利用した計算用紙に答案用紙が混入 - 佐賀県
理研に不正アクセス - 脆弱性修正より新機能優先して被害に
「サブスク」のトラブル相談、毎月約500件 - 「登録メアドがわからない」「解約し忘れ」
小学校へセキュリティ学ぶ教材を無償提供 - 「ホワイトハッカー」紹介
ゲーム事業者への攻撃が増加 - ただしDDoS攻撃は減少
法人向け案内メールで、メールアドレスが流出 - すららネット