4月から5月の個人情報関連ミスは9件 - 大阪市
大阪市は、4月21日から5月20日の1カ月間に、誤送付や誤交付など個人情報に関する事務処理ミス9件が発生したことを明らかにした。
期間中に生じた誤送付は6件。新型コロナウイルスワクチンの接種券付き予診票を介護老人保険施設へ送付した際、誤って別施設の予診票44件が混入するミスが発生。防災管理講習の受講予定者宛てのメールでは、誤って宛先にメールアドレスを入力したため、メールアドレス365件が流出した。
営業時間短縮協力金申請の受け付けに関する業務を委託している事業者において、営業時間短縮協力金申請の添付資料を返却する際、誤って別人に送付するミスや、国民健康保険高齢受給者の自己負担金割合判定に関する照会文書を誤って別の市役所へ送付したケースなども明らかとなっている。
誤交付は1件あり、高校の教員が、視力検査結果の通知について封入作業を行った際、誤って別の生徒の封筒に封入し、交付するミスがあった。
誤送付や誤交付以外の事案は2件。国民健康保険特定保健指導業務委託契約書の作成にあたっては、契約書とは関係ない国民保険被保険者の「療養費等支給決定通知書」が契約書に混入したことに気づかず製本し、事業者へ送付するミスが発生。市立高校では、通学経路などを記載した通学届4件の紛失が判明している。
(Security NEXT - 2021/06/15 )
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