Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年に不正アクセス、日本語脅迫メール届き情報流出が発覚 - ユピテル

同社は2017年当時、システム会社とサーバ管理会社に対してアクセスログやログが残らない方法も考慮に入れた上で情報流出の状況について調査を依頼したと説明。

不正アクセスは確認されたものの、個人情報がダウンロードされた痕跡は認められないとの調査報告があり、顧客情報の流出はないと判断し、不正アクセスの公表を見送り。一方で、外部よりサーバが侵入を受けた具体的な原因についても特定できていなかったという。

同社は、サーバにおけるアクセス制限の強化や同社内端末のセキュリティ調査、マルウェア対策の強化、会員システムの変更など、考えられる可能性を踏まえて対策を講じてきたと釈明した。

今回の問題発覚を受け、同社では5月26日に警察へ相談。6月3日に被害を届けた。6月2日には個人情報保護委員会へ報告を行っている。脅迫メールに要求額なども記載されていたが、本誌取材に対し、同社は具体的な金額についてはコメントを控えた。「脅迫には応じない方針」としている。

情報流出の判明を受け、同社では6月7日に対象となる会員に対して経緯を説明し、謝罪するメールを送信。同社になりすましたダイレクトメールや勧誘、電話などに注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
財布通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
健康商材のB2Bマッチングサイトに不正アクセス - 顧客情報が流出
サーバに不正アクセス、取引先や株主情報など流出 - 研創
ネックストラップ通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
獣医学本販売サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
スポーツ用品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
日本茶の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
食肉通販サイトに不正アクセス - 顧客情報が流出した可能性
市施設サイトに不正アクセス、メール配信CGIの脆弱性が標的に - 小諸市