2017年に不正アクセス、日本語脅迫メール届き情報流出が発覚 - ユピテル
カー用品などの製造、販売を手がけるユピテルは、2017年に不正アクセスを受け、同社顧客情報が外部に流出していたことを明らかにした。不正アクセスそのものは当時より把握していたが、5月に脅迫メールが届いたことで、顧客情報を窃取されていたことに気がついたという。
同社によれば、2021年5月25日に同社顧客の個人情報を保有しているなどとし、金銭を要求するメールが同社関係者に届いたもの。脅迫メールの本文は日本語で記載されており、2017年末にサーバへ不正アクセスし、データを窃取したと主張していた。
データベースファイルへのリンクが記載されており、同社で調べたところ、2017年10月末当時の同社会員サイト「My Yupiteru」の会員情報が含まれていることを確認した。
問題のデータベースファイルには、52万8563件のレコードが存在。重複や個人情報以外の情報を除くと、同サイト会員情報40万5576件が保存されていた。氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、ハッシュ化されたパスワードが含まれる。データベース内のタイムスタンプも当時のものだった。
同社では、「My Yupiteru」のウェブサーバに対する不正アクセスについて、外部のシステム会社やサーバ管理会社から報告があり、2017年10月31日の時点で把握していたという。
(Security NEXT - 2021/06/08 )
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