Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

富士フイルムでランサム被害か - 顧客サポートや配送などに影響

富士フイルムは、同社国内拠点のサーバが不正アクセスを受けたことを明らかにした。外部との通信を遮断し、調査を進めている。

同社によると、6月1日深夜にランサムウェアを用いたとみられる攻撃を受けた可能性があることが判明したもの。同社のパソコンにおいてランサムウェアに感染したことを示唆する表示があり、被害へ気がついた。

同社では、影響を受ける可能性があるサーバやパソコンを停止し、ネットワークを遮断した。これら対応により、顧客からの電話やメールによる問い合わせへ対応できない障害が発生しており、関連会社の配送業務などへも影響が出ている。

具体的には同社のオンラインプリントサービス「FUJIFILMプリント&ギフト」やオンラインショッピングサイト「フジフイルムモール」などでは、「注文」は可能となっているものの、サポートを提供できず、納期に遅延が発生している。一方、写真整理アプリ「PhotoBank」などクラウド上で完結するサービスに関しては影響は出ておらず、通常通りサービスを提供している。

本誌取材に対して富士フイルムホールディングスは、「原因や影響の範囲について、現在調査を進めている」と説明。具体的な被害状況についてはコメントを避けた。今回の事態を受け、警察へ相談しているほか、経済産業省など所管官庁などに報告を行っているという。

(Security NEXT - 2021/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サーバがランサム被害、情報流出の有無は判断つかず - 住和港運
QNAP、NASのファームウェア更新を呼びかけ - あらたなランサム攻撃を調査中
ランサム攻撃で従業員情報が暗号化、復旧は断念 - 河村電器
WDB HDがランサム被害 - メールやファイルサーバで障害
市内小中12校が利用する校務ネットワークがランサム被害 - 南房総市
バンナム複数グループ会社にサイバー攻撃 - 詳細は調査中
名古屋商工会議所にサイバー攻撃 - サーバが暗号化被害
サイバー攻撃で複数システムが停止、バックアップで復旧- 岐阜の病院
障害者の就労支援会社がランサム被害 - 「Phobos」亜種が関与か
グループ海外拠点でランサム被害、情報共有に時間要す - トヨタ紡織