Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ラック、金融犯罪対策に注力 - 新組織を立ち上げ

ラックは、金融犯罪対策サービスを提供する「金融犯罪対策センター(FC3)」を5月1日に同社内に設置し、6月1日より活動開始した。

20210602_la_001.jpg
記者会見に登壇したラックの西本氏(画面右)と小森氏(同左)

同組織では、金融機関や資金決済サービス事業者など、金融関連サービスを展開する事業者に向けてデジタル面における対策ソリューションの検証や導入支援などを提供するほか、関連技術の開発、啓発活動などを展開していく。

具体的には、フィッシング被害やなりすまし被害の防止対策をはじめ、多要素認証の導入など認証サービスの高度化などを支援。「eKYC」や「FIDO」などの認証サービスにも取り組む。

日本サイバー犯罪対策センター(JC3)とも連携。最新の金融犯罪手口情報について提供を受けるほか、JC3には対策情報を提供することで金融業界全体に向けて情報を発信していく。

(Security NEXT - 2021/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
2023年4Qの不正送金、減少するも高水準 - 平均被害額は大幅増
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
無許可で持ち帰った業務用記録メディアが鞄ごと盗難被害 - さいたま市
日東製網、四半期決算を延期 - ランサムウェア被害の影響で