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2021年1Qにダークネットで1187億パケットを観測 - NICT

マルウェア「Mirai」に関連する攻撃ホスト数は、グローバルで概ね6万件から12万件前後で推移。また国内では、ブロードバンドルータ製品への感染拡大により、2月中旬ごろより攻撃ホスト数の増加が見られた。

最大34万件が観測された前四半期と比較すると、大きく減少している。ただし、Miraiの亜種には、従来の特徴を持たないパケットを送信するタイプも存在しており、必ずしも収束に向かっているとは断定できないとしている。

「NICTER」において観測した「スキャナ」とする判定基準を満たした調査機関や大学、組織による調査目的のIPアドレスは1508件。同基準を満たさないものの調査、研究目的と判定したものは2560件だった。調査目的と見られる総スキャンパケット数は約641億で、全体の約54%を占める。

(Security NEXT - 2021/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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