Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ダークネット宛てのパケット数が増加傾向 - クルウィットら調査

BBソフトサービスとクルウィットは、2022年第2四半期および第3四半期におけるダークネットのパケット観測状況を取りまとめた。

利用していないIPアドレスをネット上に配置したNICTERプロジェクトのダークネットを用いて商用サービスを展開するクルウィットが、観測状況を取りまとめたもの。観測に用いたダークネットはNICTERプロジェクトの一部にあたるが、具体的なIPアドレスの件数については非公表となっている。

同社によると、第2四半期のパケット数は6833万9770件。第3四半期は8858万9775件だった。6104万2162件だった第1四半期から増加傾向が続いている。

月別に見ると3083万5832件を観測した8月がもっとも多く、唯一3000万件を超えた。翌9月は2899万1971件とやや減少したものの、引き続き多数のパケットが観測されている。

第2四半期から第3四半期にかけては、ソフトウェアの脆弱性を探索していると見られるパケットなどの増加を観測したという。

(Security NEXT - 2021/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開