Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

QNAPのバックアップソリューション「HBS 3」に深刻な脆弱性

ローカルやリモートサーバ、クラウドストレージサービスに対応したQNAPのバックアップソリューション「HBS 3 Hybrid Backup Sync」に深刻な脆弱性が明らかとなった。同ソリューションを利用する同社製NAS製品が影響を受ける。

認証不備の脆弱性「CVE-2021-28799」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用することで、リモートの第三者が同ソリューションを実行しているNASに対し、ログインすることが可能となる。当初アドバイザリでは、同脆弱性について認証情報がハードコードされている問題としていたが、その後記載は削除されている。

同社は「QTS 4.5.2(HBS 3 Hybrid Backup Sync 16.0.0415)」「QTS 4.3.6(HBS 3 Hybrid Backup Sync 3.0.210412)」および「QuTS hero c4.5.4(HBS 3 Hybrid Backup Sync 16.0.0419)」から「同h4.5.1」以降のバージョンで脆弱性は対処済みであると説明。最新バージョンへアップデートするよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を