国内組織の6割が「SASE」導入に着手 - 「VPN」が46%で最多
国内企業の6割が「SASE(Secure Access Service Edge)」の構成要素について、導入に着手しているとの調査結果をNetMotion Softwareが取りまとめた。

「SASE」について自信を持って説明できる(グラフ:NetMotion Software)
同社が1月に日本、米国、ドイツ、イギリス、オーストラリアの企業のCIO、CTO、ITマネージャー、ITディレクター、ネットワークマネージャー、ネットワークディレクターを対象にインターネット調査を実施し、結果を取りまとめたもの。各国150人が回答した。
ネットワークとセキュリティ機能をクラウド上に統合し、必要な機能を提供する「SASE」について自信を持って説明できるとする回答者は、日本において53%。他4カ国平均は67%で5カ国中もっとも低かった。
比較的あたらしいコンセプトとなる「SASE」への理解は進んでいない一方、日本にける60%の回答者は、「VPN」や「CASB」「CDN」「SD-WAN」など、「SASE」の構成要素ともなる一部機能の導入に着手していると答えた。ただし、これも他4カ国は74%で、14ポイントの差が開いている。
(Security NEXT - 2021/04/22 )
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