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HTTPサーバのライブラリ「libmicrohttpd」にバッファオーバーフローの脆弱性

「HTTPサーバ」を実装するための軽量なライブラリ「GNU libmicrohttpd」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同0.9.70」のPOSTメソッドにおける処理で「バッファオーバーフロー」が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2021-3466」が明らかとなったもの。悪用されると、同ライブラリを利用するアプリケーションへ任意のデータを書き込まれるおそれがあるという。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」で、「クリティカル(Critical)」と評価されている。

脆弱性の判明を受けて、開発チームでは修正を行った「同0.9.71」をリリースした。

(Security NEXT - 2021/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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