三菱電機への不正アクセス、中国子会社での窃取情報を起点に攻撃展開
三菱電機が2020年11月に公表したクラウドサービスに対する不正アクセスに関連し、その後の調査で同社や子会社におけるあらたな情報流出が確認された。攻撃の起点となったのは、中国にある子会社だったという。
同社では、2020年11月16日に同社が利用しているクラウドサービスで異常なアクセスを検知。アクセスを遮断するとともに、同月20日に当時判明している情報流出の状況について公表したが、その後の調査で、同社や子会社におけるさらなる被害が確認された。
今回の攻撃では、三菱電機が契約する「Office 365」において、窃取したアカウント情報を利用して従業員になりすます不正アクセスが行われていた。
攻撃の起点となったのは、同社の中国子会社。不正アクセスにより、同社や子会社である三菱電機インフォメーションネットワークで利用する「Office 365」のアカウント情報が窃取され、それら情報をもとに「Office 365」や関連サーバに対して攻撃が展開された。不正アクセスを受けたアカウントは、2要素認証も導入済みだったという。
2020年11月以降、同社が調査を進めたところ、12月11日に子会社である三菱電機インフォメーションネットワーク(MIND)における情報流出を確認した。
(Security NEXT - 2021/03/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
笹だんごの通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
教員2人のメルアカ侵害、差出人情報流出のおそれ - 中央大
都委託先でサポート詐欺被害 - 個人情報流出のおそれ
人事データやメールの不正閲覧で職員を処分 - 奈良市
すかいらーく「テイクアウトサイト」 - クレカ情報流出の可能性

