寝具通販サイトでクレカ情報約1.9万件が流出か - 9割超は決済不成立のクレカ情報
寝具を取り扱う通信販売サイト「ふとんのつゆきオンラインショップ」が不正アクセスを受け、1万9197件の会員に関するクレジットカード情報が外部に流出した可能性があることがわかった。約9割は決済が成立しなかったクレジットカード情報だという。
同サイトを運営するつゆきによれば、システムの脆弱性を狙った不正アクセスがあり、同サイトで顧客が決済に利用したクレジットカード情報が外部に流出し、不正に利用された可能性があることが判明したという。
流出した可能性があるのは、2019年12月3日から2020年12月7日までに決済で利用された会員のクレジットカード情報1万9197件。クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードが含まれる。2020年12月7日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、問題が発覚した。
同社はこれらクレジットカード情報について、決済が成立したクレジットカードは1784件だったとし、それ以外の大半が機械的に作成したクレジットカード情報について有効性を確認するため、同サイトが利用されたものと説明している。
外部事業者による調査は、2021年1月27日に完了している。「取材には応じていない」とし、原因や調査の状況などについてはコメントを得られなかった。
同社では2021年1月16日に警察へ被害を申告するとともに、2021年1月28日に個人情報保護委員会へ報告。決済が成立していた1784件に関する会員に対しては、23日より書面で事情を説明して謝罪するとともに、身に覚えのない決済が行われていないか、確認するよう注意喚起を行うとしている。
(Security NEXT - 2021/03/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開