Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Microsoft Exchange Server」に定例外パッチ - ゼロデイ攻撃が発生

マイクロソフトは、定例外で「Microsoft Exchange Server」向けにセキュリティ更新プログラムをリリースした。ゼロデイ攻撃が発生しており、早急な対応が求められる。

「Microsoft Exchange Server」に7件の脆弱性が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されると、リモートよりコードを実行されるおそれがある。「同2019」「同2016」「同2013」のいずれも影響を受ける。

2020年10月13日にサポートが終了した「同2010」に対しても多層防御のため、同社では更新を提供。クラウドで提供されている「Exchange Online」は影響を受けない。

重要度は、「CVE-2021-26412」「CVE-2021-26855」「CVE-2021-27065」「CVE-2021-26857」が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」。のこる「CVE-2021-26854」「CVE-2021-26858」「CVE-2021-27078」は「重要(Important)」とレーティングされている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2021-26412」「CVE-2021-26855」「CVE-2021-27078」が「9.1」。「CVE-2021-26857」「CVE-2021-26858」「CVE-2021-27065」が「7.8」で「CVE-2021-26854」が「6.6」。

(Security NEXT - 2021/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

PDFを処理する「Ghostscript」にRCE脆弱性 - アップデートで修正
「Firefox」や「Thunderbird」にアップデート - 深刻な脆弱性を修正
「JBoss RichFaces」に対する脆弱性攻撃に注意喚起 - 米当局
「Cisco Catalyst SD-WAN Manager」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
日米当局、中国が関与するサイバー攻撃について注意喚起
「Firefox 118」が公開に - 機能強化や脆弱性修正など実施
ブラウザ「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応
Apple、「macOS Sonoma 14」をリリース - 脆弱性61件を修正
Python向けライブラリ「gevent」に脆弱性 - アップデートを
「VMware Aria Operations」に脆弱性 - ホットフィクスを公開