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2020年4Qの標的型攻撃メールは16件 - 目的不明のバラマキ不審メールも

メールの件名は日々変化しており、1日あたり50件近く着信した日もあったという。メールに直接被害を及ぼす悪意あるファイルの添付やURLの記載は見られないが、架空の契約や入金などを理由に返信を促す内容も記載されており、何らかの詐欺である可能性もある。

一方、「ビジネスメール詐欺(BEC)」に関する情報提供は12件。10件は経営者になりすます手口で、のこる2件では取引先を装っていた。またJ-CSIPの非参加組織からもビジネスメール詐欺について11件の情報提供があった。

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架空組織をかたり、コロナ禍に便乗した不審メールの1例(画像:IPA)

(Security NEXT - 2021/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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