エレコムの旧複数製品に脆弱性 - サポート終了製品の利用中止を
ネットワーク製品やAndroidアプリなど複数のエレコム製品に脆弱性が明らかとなった。今回脆弱性が判明した製品のサポートはいずれも終了しており、利用停止が呼びかけられている。
製品によって対象となる脆弱性や影響は異なるが、無線LAN製品「WRC-300FEBK」「WRC-300FEBK-A」「WRC-300FEBK-S」「WRC-F300NF」「WRC-1467GHBK-A」をはじめ、ネットワークカメラ「NCC-EWF100RMWH2」、プリントサーバ「LD-PS/U1」、Androidアプリ「ELECOM File Manager」などにおいてあわせて10件の脆弱性が明らかとなったもの。脆弱性の悪用などは確認されていない。
なかでもUPnP経由でOSコマンドを実行されるおそれがある「CVE-2014-8361」については、3製品に影響があり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において、ベーススコアが「8.8」とレーティングされている。
複数のセキュリティ研究者などより情報処理推進機構(IPA)へ脆弱性の報告が寄せられ、公表にあたってJPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。いずれの製品もサポートが終了しており、対象製品の利用を中止し、現行製品などへ切り替えるよう呼びかけられている。
今回明らかとなった脆弱性は以下のとおり。
CVE-2014-8361
CVE-2021-20643
CVE-2021-20644
CVE-2021-20645
CVE-2021-20646
CVE-2021-20647
CVE-2021-20648
CVE-2021-20649
CVE-2021-20650
CVE-2021-20651
(Security NEXT - 2021/01/27 )
ツイート
PR
関連記事
QNAPに複数脆弱性 - アップデートで11件の脆弱性を解消
Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
IBMの暗号鍵管理製品に複数の脆弱性 - アップデートを
「OpenSSL」にあらたな脆弱性2件 - 今後のアップデートで修正予定
既知の脆弱性10件、積極的な悪用に警戒を - 約10年前の脆弱性も
「NGINX Agent」に情報漏洩の脆弱性 - アップデートがリリース
3月のMS月例パッチ、産業制御システムへの影響に注意を
MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性
「Spring Framework」に複数の脆弱性 - 重要度「Critical」も
Apple、「iOS/iPadOS 16.4」を公開 - 「同15.7.4」も同時リリース