東京女子大ウェブショップで個人情報流出の可能性
一方、同サイトで扱ったクレジットカード情報については、クレジットカード会社との協議を踏まえ、2019年6月25日から決済を停止した2020年5月12日にかけて利用されたクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなど最大162件が被害に遭った可能性があると結論づけた。
今回調査のきっかけともなった「青山学院購買会通販サイト」に対する不正アクセスでは決済アプリケーションの改ざんが判明しているが、「東京女子大学購買センター Web Shop」に関しては、「不正プログラム」などの証跡は見つかっていないとしている。
また同社は、青山学院会費「IVYCS FEE PAYMENT(青山学院会費)」に関して、2017年6月22日から2020年9月16日にかけて登録された会員情報50件や、会費の決済が行われた払込情報91件なども流出した可能性があることを10月8日に公表していたが、あらたにクレジットカード情報最大50件が流出した可能性があることを明らかにした。
当初発表では、クレジットカード情報への不正アクセスを否定していたが、クレジットカード会社との協議を経て今回の注意喚起に至ったと説明。不正取得につながる「改ざん」や「不正プログラム」などの証跡は見つかっていないと説明している。
同社では、8月31日に一連の問題について個人情報保護委員会へ報告、警察へ被害を届けている。「IVYCS FEE PAYMENT」にでは対象顧客に対しては、10月13日にメールで通知した。
「東京女子大学購買センター Web Shop」の利用者には、1月18日よりメールで事情を説明するとともに謝罪を行っており、身に覚えのない請求などに注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/01/19 )
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