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ATM7カ所で取引内容を記録したメディアが所在不明 - 島根銀

島根銀行は、ATMにおける取引内容を記録した光ディスクが所在不明となっていることを明らかにした。

同行によれば、取引内容を光ディスクに記録したATMのジャーナルについて点検を実施したところ、2020年12月28日に2カ所のATMにおいて紛失が発覚。これを受け全ATMで調査を行ったところ、先に判明した2カ所を含む全7カ所のATMで、7枚のディスクが所在不明となっていることが判明した。

今回紛失が判明したジャーナルには、あわせて2万8553口座に関する情報が記録されていた。顧客のカタカナ氏名、口座番号、取引金額、取引後の残高のほか、取引内容が振り込みの場合には、受取人のカタカナ氏名や受取人の口座番号、依頼人の電話番号が含まれる。またクレジット関連の取り引きでは、クレジットカード番号などを記録していた。

同行では、紛失したジャーナルについて誤って廃棄された可能性が高いと説明。データについて暗号化も実施していたという。同社は専用の窓口を設置し、顧客へ対応している。

(Security NEXT - 2021/01/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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