「UCカード」利用者狙うフィッシング - 利用状況確認とだます手口
クレジットカードブランド「UCカード」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が確認されている。利用状況の確認などを装う手口だった。
注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によれば、利用状況の確認を装ったフィッシング攻撃について複数の報告を受けているという。
クレジットカードの利用状況が本人の利用であるか確認してほしいなどとメールでだまし、「アットユーネット」の偽サイトへ誘導。個人情報を詐取するフィッシング攻撃が確認された。
1月15日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。
クレジットカードの利用確認を装う手口のフィッシングメールが多発しており、同ブランドに限らず注意が必要な状況となっている。対応しないと利用を制限するなどと不安を煽る文言が記載されていることも多い。
フィッシング対策協議会やセキュリティ専門家などは、正規サービスへアクセスする際、メールに記載されたリンクをクリックせず、公式アプリやあらかじめ登録したブックマークなど用いてアクセスするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/01/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生