Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「UCカード」利用者狙うフィッシング - 利用状況確認とだます手口

クレジットカードブランド「UCカード」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が確認されている。利用状況の確認などを装う手口だった。

注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によれば、利用状況の確認を装ったフィッシング攻撃について複数の報告を受けているという。

クレジットカードの利用状況が本人の利用であるか確認してほしいなどとメールでだまし、「アットユーネット」の偽サイトへ誘導。個人情報を詐取するフィッシング攻撃が確認された。

1月15日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。

クレジットカードの利用確認を装う手口のフィッシングメールが多発しており、同ブランドに限らず注意が必要な状況となっている。対応しないと利用を制限するなどと不安を煽る文言が記載されていることも多い。

フィッシング対策協議会やセキュリティ専門家などは、正規サービスへアクセスする際、メールに記載されたリンクをクリックせず、公式アプリやあらかじめ登録したブックマークなど用いてアクセスするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
フィッシング対策協議会、設立20周年記念セミナーを11月開催
「Movable Type」のPWリセット機能に複数脆弱性 - 修正版公開
フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍