Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング報告、2カ月連続で3万件超 - URL件数も高水準

2020年12月のフィッシング報告は過去最多となる3万2171件だった。URLもふたたび6000件台へと増加しており、注意が必要だ。

フィッシング対策協議会が同月のフィッシング攻撃に関する状況を取りまとめたもの。同協議会へ寄せられたフィッシングの報告は3万2171件。はじめて3万件の大台を突破した前月の3万967件からさらに1204件の増加となった。1日あたり1037.8件の報告が寄せられたことになる。

フィッシングサイトに利用されたユニークなURLは、6686件で過去最多となった9月をピークに2カ月連続で減少していたが、ふたたび増加。前月の4543件を1612件上回る6155件となった。1日あたり198.6件のURLが確認されたことになる。

同月に悪用が確認されたブランドは63件で前月から横ばい。これまで同様「Amazon」関連の報告が目立ち、全体の50.0%を占める。また「三井住友カード」「楽天」「アプラス」「MyJCB」をかたるフィッシングも目立ち、これら上位5ブランドで報告数全体の86.0%を占めた。

20210106_ap_001.jpg
フィッシング報告やURL件数の推移(フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2021/01/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
先週注目された記事(2024年6月23日〜2024年6月29日)
5月のフィッシング報告、前月比34.6%増 - 過去3番目の規模に
フィッシング報告数が再び10万件超に - 目立つ料金督促の偽装
先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超