11月のフィッシング報告、初の3万件台で過去最多 - 上位5ブランドで9割
11月のフィッシング報告件数は、はじめて3万件の大台を突破し、過去最高だった前月をさらに上回った。一方でURLは2カ月連続で減少している。
11月にフィッシング対策協議会へ寄せられたフィッシング攻撃に関する報告を取りまとめたもの。同月に寄せられたフィッシングの報告は3万967件。過去最高を更新した前月の2万8727件から2240件増加した。1日あたりの報告数は1032件に及ぶ。
一方、ユニークなURLは前月より1011件減少し、4543件だった。2カ月連続の減少となったものの、前年同月の2087件の2倍以上と依然として高い水準にある。
同月に悪用が確認されたブランドは63件。前月の57件から6件増加した。同月は「Amazon」関連の報告が多く、全体の62.3%にのぼる。さらに「三井住友カード」「楽天」「MyJCB」「アプラス」などを装ったフィッシングも多く、これらの上位5ブランドで報告数全体の90.1%を占めた。
フィ対協の発表をもとに独自に作成
(Security NEXT - 2020/12/03 )
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