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患者情報扱うPCが所在不明、店舗リフォーム時に誤廃棄か - 調剤薬局

調剤薬局を展開するたんぽぽ薬局は、富山県の高岡店において、患者の個人情報が保存されている可能性があるパソコンの紛失が判明したことを明らかにした。

同社によれば、高岡店において店舗のリフォーム中にパソコン1台を紛失したもの。10月分の調剤報酬請求データに含まれる患者1824人分の個人情報が保存されている可能性があるという。氏名、生年月日、被保険者番号、記号、受診日、受診医療機関、医師名などが含まれる。

問題の端末は11月20日まで業務に使用。同月21日から22日にかけて行われた店舗のリフォーム工事時に委託業者が一時退避したが、再度設置しようとしたところ、見当たらないことに気がついた。リフォームの際に他廃棄物と一緒に誤って処理された可能性があるという。

同社では、個人情報を一時的にパソコンへ保存し、作業後はデータを削除する運用だが、削除したことが検証できず、個人情報が残存する可能性もあることから事態を公表した。監督官庁に対しても報告を実施している。

(Security NEXT - 2020/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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