Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

保健所で新コロ濃厚接触者リストを誤送信 - 大阪府

大阪府は、新型コロナウイルスの濃厚接触者に関する情報を含む表計算ファイルをメールで誤送信するミスが発生したことを明らかにした。

同府によれば、感染症法に基づく疫学調査のため、12月6日に藤井寺保健所より新型コロナウイルス感染症患者が発生した施設に対して濃厚接触者の一覧表について作成を依頼。その際に一覧表作成用のファイルを送信したが、別の施設より提出を受けた濃厚接触者情報を含むファイルを送信するミスがあったという。

施設から返信があり、同保健所の担当者がファイルの内容を確認したところ、別の施設に関する入居者や職員に関する個人情報が含まれていたことに気がついた。

具体的には、施設の入居者および職員37人分の氏名、性別が含まれており、そのうち18人は生年月日も含まれる。他施設より提出を受けたファイルをコピーして一覧表作成用のファイルを用意したが、データが残存していた。

同府では、誤送信先に連絡して経緯を説明し、メールやファイルの削除を依頼。個人情報が流出した施設の入居者と職員に対しても保健所より説明を行い、謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2020/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

FAX送信先の確認に使用した医療機関リストを誤送信 - 大阪府
新型コロナワクチン接種の一部予診票が所在不明に - 横須賀市
宿泊療養施設の元従業員、半年後にSNSで情報漏洩
コロナ陽性者の個人情報含む書類が所在不明 - 沖縄県
ランサムウェアによる個人情報流出を確認、リモートアクセス経路より侵害か - セイコー
コロナワクチン接種者情報含むUSBメモリを紛失 - 野辺地町
中学校連絡網システム上に生徒情報、教員以外からも閲覧可能に - 中之条町
患者情報が閲覧可能に、管理者用URLを誤公開 - 慶応大病院
新型コロナウイルス感染症対策事業の関連公文書を紛失 - 三重県
新型コロナの検疫文書データ約1100万件を誤って削除