Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「FileZen」脆弱性、悪用でOSコマンド実行のおそれ - 追加アップデートも

ソリトンシステムズ製アプライアンス製品「FileZen」に脆弱性が明らかとなった問題で、同社やセキュリティ機関では脆弱性の内容を明らかにし、アップデートを実施するようあらためて注意喚起を行った。追加のアップデートも公開されている。

同製品は、ファイルの転送機能を提供するアプライアンス製品。「同4.2.2」および以前のバージョンにディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2020-5639」が明らかとなったもの。

脆弱性を悪用することで、リモートより特定のディレクトリに対して任意のファイルをアップロードすることが可能となる。細工したファイルをアップロードすることで、任意のOSコマンドを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システムである「CVSSv3」において、「CVE-2020-5639」のベーススコアは「7.5」とレーティングされている。2019年1月30日にリリースした「同4.2.3」で修正済みだという。

(Security NEXT - 2020/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
「Django」に複数の脆弱性 - 修正アップデートを公開
「Firefox」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正
「Firefox 135」がリリースに - 脆弱性11件を解消
「Firefox 135.0.1」がリリース - 脆弱性1件を解消
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正