Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMware製品の未修正脆弱性、パッチが公開に - CVSS値は下方修正

VMwareの複数製品に未修正の脆弱性「CVE-2020-4006」が見つかった問題で、パッチの提供が開始された。重要度なども見直しされている。

問題の「CVE-2020-4006」は、OSコマンドインジェクションの脆弱性。「VMware Workspace One Access」「同Connector」「VMware Identity Manager(vIDM)」「同Connector」「VMware Cloud Foundation」「vRealize Suite Lifecycle Manager」などが影響を受ける。

同社は米時間11月23日にアドバイザリを公開。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアを「9.1」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価して注意を喚起。修正プログラムは開発中とし、回避策の実施を呼びかけていた。

同社は、12月3日にアドバイザリを更新。一部で対象プラットフォームを追加するとともに、アップデートの提供を開始した。

アップデートの公開にあわせて脆弱性のCVSS値を「7.2」へと下方修正を行っており、重要度も1段階低い「重要(Important)」へと変更されている。

(Security NEXT - 2020/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、「iOS/iPadOS 16.4」を公開 - 「同15.7.4」も同時リリース
Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
「OpenSSL」に脆弱性、重要度低く今後修正予定
MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性
「Microsoft Edge 111.0.1661.54」がリリースに - 独自に脆弱性2件を修正
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応
「Telerik UI」の既知脆弱性、米政府で被害 - 脆弱性スキャナ導入も検知できず
狙われる「Telerik UI for ASP.NET AJAX」の既知脆弱性