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法人パートナー向けサイトでアカウント情報が流出か - パナソニック関連会社

パナソニックシステムソリューションズジャパンは、法人パートナー向けに提供している会員制サイト「パートナーDIRECT」においてアカウント情報が流出したことを明らかにした。

同サイトでログインに用いるメールアドレスとパスワード約4300件が流出している可能性があるとして、同社は11月17日に同サイトを停止。流出データを確認したところ、約4000件のメールアドレスとパスワードが、同サイトで使用されているものと一致していたことがわかったという。

これを受けて同サイトと同じ環境で提供している複数のサービスについても11月23日に停止した。停止した具体的なサービスについては明らかにしていない。

同社は情報流出の経緯など詳細を引き続き調査し、原因の究明と再発防止策の策定を進めると説明。Security NEXTでは、データの流出を把握した経緯など取材を求めたが同社はコメントを避けた。

流出したパスワードにおいてハッシュ化、ソルトの追加といった対策の有無や、流出情報を用いた不正アクセスの状況についても回答は得られていない。同社は利用者に対しては、他サイトで同じパスワードを使いまわしている場合は変更するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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