Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

暗号資産取引所「Liquid」、DNSが改ざん被害 - 本人確認用データなど流出か

暗号資産(仮想通貨)取引所である「Liquid by Quoine」を運営するQUOINEが利用するドメイン登録サービスのアカウントが不正アクセスを受けた問題で、同社は「DNS」レコードが改ざんされたことを明らかにした。本人確認書類などが流出した可能性もあるという。

ドメインレジストラ「GoDaddy」の同社アカウントにおいて、ドメインの登録情報が第三者により不正に変更されていたことを確認したもの。

11月13日朝に登録情報が意図しない内容に変更され、同日から14日にかけて、同社に対する問い合わせメールを第三者が不正に取得できる状態になっていたと説明していた。

今回、その後の調査結果を公表したもので、不正アクセスを通じてDNSレコードが変更されたことや、それにともなう情報流出の可能性について明らかにした。

同社によると、DNSレコードの改ざんにより、同社内部のメールアカウントについて制御を奪われ、さらに同社システムやインフラに保存された暗号資産取引所の利用者に関する個人情報に対してもアクセスが可能な状態になったという。

(Security NEXT - 2020/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
フィッシング契機に個人情報流出判明、犯行声明も - フォトクリエイト
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
マルウェアがSlack認証情報を窃取、個人情報や履歴が流出か - 日経
物流関連サービスへ不正アクセス、個人情報流出のおそれ - 西濃運輸
ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト