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たらこ通販サイトに不正アクセス - クレカ情報流出、不正利用のおそれ

たらこなど海産物を取り扱うオンライン通信販売サイト「たらこ家虎杖浜」が不正アクセスを受け、顧客の個人情報が流出したことがわかった。

同サイトを運営するカネシメ松田水産によれば、不正アクセスを受けて同サイトの決済アプリケーションが改ざんされたもの。

2018年9月15日から2020年5月14日までに同サイトで決済に利用された顧客のクレジットカード情報811件が流出し、不正利用された可能性がある。

クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなど、攻撃者が用意した偽画面に入力された情報が詐取されたもので、811件以外で決済に至らなかったケースも、偽画面に情報を入力してしまった場合は、窃取された可能性がある。

5月にクレジットカード会社より流出の可能性を指摘する連絡があり、問題が発覚。外部事業者による調査は6月26日に完了し、9月7日に警察へ被害を申告、個人情報保護委員会には翌8日に報告した。

顧客に対しては、11月9日よりメールや書面で連絡を取り、身に覚えのない請求が行われていないか注意を呼びかける。

(Security NEXT - 2020/11/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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