なりすましメールでEmotet感染、情報流出 - 防犯カメラメーカー
防犯カメラメーカーの新鋭は、従業員のパソコンがマルウェアに感染し、顧客や取引先のメールアドレスなどが流出し、なりすましメールが配信されていることを明らかにした。
同社によれば、10月14日に同社を装った不審メールが複数配信されていることを確認。調査を行ったところ、メールの添付ファイルから同社従業員が使用するパソコン1台がマルウェア「Emotet」に感染していたことが判明した。感染の原因となったメールは、「Emotet」に感染した取引先のなりすましメールだったという。
また「Emotet」への感染により、同端末でメールのやり取りを行った顧客や、取引先のメールアドレス、メールの本文などが外部に流出した。他端末における感染は確認されていないとしている。
同社では、サーバなどのログインパスワードを変更し、外部へのアクセスについて監視を強化。過去のメールの件名などを利用した同社関係者のなりすましメールに注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/10/26 )
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