Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

職員3人「Emotet」感染、認証情報窃取されスパム踏み台に - 室蘭工業大

室蘭工業大学は、パソコンが「Emotet」と見られるマルウェアに感染し、大量のなりすましメールが送信されたことを明らかにした。

同大によれば、4月15日から6月4日にかけて教職員3人が利用していたパソコンが「Emotet」と見られるマルウェアに感染。同大メールアカウントの認証情報を窃取され、同大サーバより意図しない大量のスパムメールが断続的に送信されたもの。

4月15日から同月24日にかけて約5300件、4月28日から5月8日にかけて約1600件、6月4日に約1400件が送信されており、あわせて約8300件にのぼる。情報流出の被害については調査中だという。

同大では感染したパソコンをネットワークから遮断し、マルウェアの駆除を実施。ユーザーの認証情報を変更した。同大メールアカウントより届いた不審なメールについては、添付ファイルやURLを開かないよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開