再度「Emotet」の感染被害が判明、4月以降4人 - 室蘭工業大
室蘭工業大学は、教職員4人が使用していたパソコンがマルウェア「Emotet」に感染し、窃取された認証情報を悪用され、意図しないメール送信に悪用されたことを明らかにした。
同大ではこれまでも4月15日から6月4日にかけて教職員3人の使用するパソコンが「Emotet」と見られるマルウェアに感染し、認証情報を奪われてスパムメールが送信されたことを明らかにしていたが、7月9日にも別の職員1人の端末で被害が発生していたことが判明した。
感染端末より不正に送信されたメールの合計をこれまで約8300件としていたが、あらたに被害が判明した職員のアカウントでは約1500件のメールが送信されており、あわせて約9800件が送信された。
問題発覚後、同大ではネットワークから端末を遮断してマルウェアの駆除を実施。端末で使用していた認証情報についても変更し、不正送信は停止した。同大のメールアドレスから不審なメールが届いた場合は、添付ファイルやURLを開かないよう注意を呼びかけている。情報流出については調査中だという。
また教職員や学生に対して「EmoCheck」やセキュリティ対策ソフトによるチェックを行うとともに、注意を呼びかけるなど再発防止に向けた対策を進めている。
(Security NEXT - 2022/09/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
メールを「CC」送信で学生のメアド流出 - 神戸外大生協
国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
京都市内で顧客預託書類632件を発見、経緯不明 - 日本郵便
