Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、定例外で2件のアップデートをリリース

マイクロソフトは、定例外でセキュリティ更新2件をリリースした。いずれも深刻度は「重要」とレーティングされている。

同社では各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」に月例セキュリティ更新をリリースしており、米時間10月13日のアップデートであわせて87件の脆弱性を修正したが、あらたに2件の脆弱性へ対処したもの。

「Microsoft Windows Codecs Library」では、脆弱性「CVE-2020-17022」が判明。細工された画像ファイルを開くと、リモートより任意のコードを実行されるおそれがある。

同脆弱性は、Microsoft Storeを通じてオプションの「HEVC」コーデックをインストールしている場合にのみ影響があり、「同1.0.32762.0」「同1.0.32763.0」以降で修正。アップデートはMicrosoft Store経由で自動配信されるとしている。

また「Visual Studio Code」に、リモートでコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-17023」が明らかとなった。細工された「package.json」ファイルを開いた場合に影響を受けるという。

いずれの脆弱性も、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」によるベーススコアは「7.8」で、深刻度は4段階中上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされており、同社では利用者へアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消