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ゆうちょ銀「mijicaカード」で約332万円の不正送金被害 - 54人から不正カードに

ゆうちょ銀行が提供するプリペイド機能も備えたVisaデビットカード「mijicaカード」において不正送金被害が発生していたことがわかった。

8月から9月にかけて、「mijicaカード」に用意されたカード間の送金機能「おくってmijica」が悪用され、不正送金の被害が発生していたことが明らかとなったもの。

「おくってmijica」は、会員サイト「mijica WEB」やスマホアプリから送金できる機能。今回のケースでは、会員サイトより不正な送金指示が行われ、8月8日に4人、9月6日に7人、9月15日に43人と3回にわたり不正なカード利用者3人のカードに対して送金が行われた。被害額はあわせて332万2000円にのぼるという。

身に覚えのないメールの宛先変更通知や取り引きが行われたとする利用者から申し出があり、同社では被害を把握。3回とも不正送金が行われた翌日に送金先となった「mijicaカード」を停止したという。

(Security NEXT - 2020/09/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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