顧客情報流出でサクソバンク証券に業務改善命令
サクソバンク証券が不正アクセスを受け、顧客情報が外部に流出した問題を受け、財務省関東財務局は同社に対して業務改善命令の行政処分を行った。
同社の外部委託先が不正アクセスを受け、氏名や生年月日、住所、電子メールアドレスなど3万8026人分の顧客情報が流出。運転免許証、パスポート、マイナンバーカードといった本人確認書類の画像データ750名分なども被害に遭った。
これを受けて関東財務局では金融商品取引法に基づき同社より報告を徴収したが、システムリスクや外部委託先の管理について、十分な再発防止策が講じられていないと判断。業務改善命令を行った。
徹底した原因究明を行い、個人情報の安全管理措置義務や外部委託先の監督義務を履行できるよう体制を構築するよう命じた。
また顧客に対して引き続き周知し、十分な説明を行うとともに、今回の問題に関する責任の所在を明確化した上で、実施状況について10月19日までに書面で報告するよう求めている。
(Security NEXT - 2020/09/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
患者に私的SMS、市立病院医師を懲戒処分 - 三浦市
全校生徒の個人情報を流出させた教師を懲戒処分 - 愛媛県
PC廃棄委託先に不備、ネット接続検知から発覚 - ぼんち
児童情報含む私物USBメモリを紛失、小学校教諭を処分 - 北海道
顧客リストを訪問先に置き忘れ、匿名の指摘で発覚 - 常陽銀
一部高齢者調査票が所在不明、民生委員が誤廃棄か - 西宮市
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
人事データやメールの不正閲覧で職員を処分 - 奈良市
