Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Bluetooth」に脆弱性「BLURtooth」が判明 - 認証キー上書きのおそれ

「Bluetooth」の一部仕様において、ペアリング時に生成される認証鍵を上書きされる脆弱性「BLURtooth」が判明した。

「Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate(BR/EDR)」および「Bluetooth Low Energy(LE)」のペアリング時に接続機器双方のトランスポートキーを取得する「CTKD(Cross-Transport Key Derivation)」において、脆弱性「CVE-2020-15802」が明らかとなったもの。

スイス連邦工科大学ローザンヌ校とパデュー大学の研究者が報告したもので、脆弱性は「BLURtooth」と名付けられている。

「CTKD」によりペアリング時に「LTK(Long Term Keys)」「LK(Link Key)」を生成し、次回以降ペアリング作業が不要となるデュアルモードを利用する機器では、「Bluetooth 5.0」「同4.0」の仕様における実装の場合、マンインザミドル(MITM)攻撃などが可能だという。

通信が可能な範囲内からIDをなりすましたデバイスなどによって、「LTK」「LK」を異なるキーや強度が低いキーへ上書きすることが可能で、攻撃者によってサービスやプロファイルにアクセスされるおそれがある。

Bluetooth SIGでは、脆弱性の判明を受けてアドバイザリをリリース。「Bluetooth 5.1」以降で定められている「CTKD」の制限を導入するよう推奨。またメンバーであるベンダーと脆弱性に関する情報の共有を進めており、パッチの提供などを求めている。

(Security NEXT - 2020/09/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CMSの「Drupal」に複数の脆弱性 - アップデートがリリース
WP向けプラグイン「File Manager」脆弱性、国内でも悪用被害
MS、「Office for Mac」向けに定例外アップデート
「Adobe Media Encoder」に3件の脆弱性 - アップデートが公開
脆弱性「Zerologon」でドメイン管理者権限奪取のおそれ - 詳細明らかに
MobileIronのMDM関連脆弱性、PoCリリースでリスク上昇
8月修正「Windows Server」の脆弱性狙う悪用コードが公開 - 米政府警告
脆弱なファイル管理用WPプラグインを狙う攻撃を国内で観測
「TLS 1.2」以前に「Raccoon Attack」のおそれ - OpenSSL、F5などが対処
「Office 2010」のサポート終了まで1カ月 - 「Office 2016 for Mac」も