フィッシング攻撃が多い曜日は? - 悪用ブランドはMSが突出
フィッシングを行う攻撃者が好むブランドや攻撃に選ぶ曜日はいつか。仏Vade Secureが第2四半期の観測動向から傾向を取りまとめた。
同社ソリューションにおいて世界76カ国にわたる10億以上のメールボックスで検知したフィッシング攻撃の動向を調査し、取りまとめたもの。
同社が観測したフィッシングで利用されたユニークなURLの件数が多かったのは「Microsoft」で9410件。前四半期から17.1%増となり、2番目に多い「Facebook(4373件)」に対しても大きな差をつけた。
さらに「PayPal(3860件)」「Chase(2747件)」と金融関係が続き、前四半期と同様の傾向が見られた。特にMSは、直近9四半期において2度「PayPal」に首位の座を譲ったことがあるが、それ以外の7回で最多となるなど、利用者に対して執拗にフィッシング攻撃が展開されている。
次いで「WhatsApp(2408件)」が5番目に多かった。前回は19番目だったが、新型コロナウイルスによるロックダウンなどの影響から利用者が40%増となり、標的となるケースが増えたと見られる。さらに「Amazon(1999件)」「eBay(1579件)」とeコマース関係が続いた。
(Security NEXT - 2020/09/04 )
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