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海外出張先で個人情報含むPCが鞄ごと盗難 - 金沢大

金沢大学は、教員が海外で学生や教職員、学外関係者の個人情報が保存されたノートパソコンを盗まれる被害に遭ったことを明らかにした。

同大によれば、2月29日に同大教員が出張先であるスイスのローザンヌにおいて、鞄を盗まれる盗難被害に遭ったもの。現地の警察に届けたが、発見されていない。

鞄にはノートパソコンが入っており、内部には学生や教職員、学外関係者など個人情報2万1945件が保存されていた可能性がある。氏名や住所、メールアドレス、所属、学籍番号などのほか、一部には電話番号や経歴、顔写真、電話番号、成績、審査結果なども含まれる。

また2010年度から2019年度にかけて同教員が担当した授業70科目を受講した学生889人の氏名や所属、学年、メールアドレス、成績の元データなども端末内部に保存されていた。

さらにメールデータのなかに、学生や教職員、学外関係者の個人情報22万6392件が保存されていた可能性がある。

個人情報は、出張に必要なものではなく、学外への持ち出しにあたり、管理者の許可を得ていなかったという。またパスワードの設定などは行われていなかったという。

同大では対象となる関係者に順次報告と謝罪を行っている。公表にあたっては、バックアップされていたデータの精査など事実確認に時間を要し、公表が遅れたと釈明している。

(Security NEXT - 2020/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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