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実物の調査書を見本に使用 - 府立高校

大阪府立高校において、個人情報が記載された進学用調査書を不適切に扱っていたことがわかった。

同府によれば、個人情報を記載した調査書が、他生徒に対する見本として利用されたもの。問題の調査書には生徒1人の氏名や性別、生年月日、現住所、各教科の評定などが含まれており、名前、性別、生年月日、現住所についてマジックで墨塗りされていたが、名前など読み取ることができる状態だった。

生徒を担任する教諭が他生徒の見本として作成。他担任7人に配布したところ、実データであることを知らず、教室の黒板に見本として掲示。そのまま放置されていた。

他生徒が個人情報が含まれていることに気が付き、対象となる生徒へ連絡したことから問題が発覚。同校では、対象となる生徒や保護者に経緯を説明し、謝罪している。

(Security NEXT - 2020/08/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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