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テレワーク環境でマルウェア感染、社内に拡大 - 三菱重工

同社では、外部への不正通信を検知した翌5月22日に、マルウェアへ感染したパソコンやサーバなどの機器を特定。ネットワークから遮断してログなどを解析したほか、暗号化されていた外部との不正通信についても保管していたパケット情報を分析、解読して、流出した情報や攻撃者の動向などを調べたという。

流出した情報の精査については7月21日に完了したとしており、機密性の高い情報や取引先に関する重要な情報の流出はなかったものと結論づけている。

今回の問題を受け、同社では特権アカウントのパスワードをすべて異なるものへ変更。業務用モバイル端末では、これまで社内ネットワークを経由せずに外部ネットワークに接続することが可能だったが、今後外部ネットワークに接続する場合は、強制的にVPN経由で社内ネットワークを経由するよう変更した。

(Security NEXT - 2020/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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