Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Firefox 77、重要度「高」5件含む脆弱性8件を修正

Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版となる「Firefox 77」をリリースした。機能強化にくわえ、複数の脆弱性を修正したという。

今回のアップデートでは、あわせて8件の脆弱性に対処した。重要度が最も高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

今回の修正において、重要度が高い脆弱性は、重要度が4段階中2番目にあたる「高(High)」とされる脆弱性5件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-12405」をはじめ、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2020-12410」「CVE-2020-12411」のほか、型の取り違い、タイミング攻撃が可能となる脆弱性などを解消した。

重要度が1段階低い「中(Moderate)」とされる脆弱性1件やさらに低い「低(Low)」2件にも対処している。またあわせて延長サポート版「同ESR 68.9」をあわせてリリースし、脆弱性を修正している。

今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2020-12399
CVE-2020-12405
CVE-2020-12406
CVE-2020-12407
CVE-2020-12408
CVE-2020-12409
CVE-2020-12410
CVE-2020-12411

(Security NEXT - 2020/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正