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Apple、iOSアップデートの脆弱性修正内容を公開

Appleは、5月20日に公開した「iOS 13.5」「iPadOS 13.5」「iOS 12.4.7」における脆弱性の修正内容を明らかにした。

当初詳細を公開していなかったが、対処した脆弱性について明らかにした。「iOS 13.5」「iPadOS 13.5」では、カーネルに関する脆弱性10件をはじめ、あわせて43件の脆弱性に対処。「iOS 12.4.7」では3件の脆弱性に対処した。

ただし、最新版となる「iOS 13.5」「iOS 12.4.7」については、同アップデートを適用した場合も、ローカル環境において、サンドボックスを回避してコードの実行が可能となる脆弱性が存在することが判明。すでに「ジェイルブレイク(脱獄)」ツールが公開されるなど、ゼロデイ状態となっているので注意が必要となる。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2019-20503
CVE-2020-3843
CVE-2020-3878
CVE-2020-6616
CVE-2020-9789
CVE-2020-9790
CVE-2020-9791
CVE-2020-9792
CVE-2020-9794
CVE-2020-9795
CVE-2020-9797
CVE-2020-9800
CVE-2020-9802
CVE-2020-9803
CVE-2020-9805
CVE-2020-9806
CVE-2020-9807
CVE-2020-9808
CVE-2020-9809
CVE-2020-9811
CVE-2020-9812
CVE-2020-9813
CVE-2020-9814
CVE-2020-9815
CVE-2020-9816
CVE-2020-9818
CVE-2020-9819
CVE-2020-9820
CVE-2020-9821
CVE-2020-9823
CVE-2020-9825
CVE-2020-9826
CVE-2020-9827
CVE-2020-9829
CVE-2020-9835
CVE-2020-9837
CVE-2020-9838
CVE-2020-9839
CVE-2020-9842
CVE-2020-9843
CVE-2020-9844
CVE-2020-9848
CVE-2020-9850
CVE-2020-9852

(Security NEXT - 2020/05/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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