Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「GnuTLS」の「DTLS」プロトコル実装に脆弱性

「GnuTLS」において「DTLSプロトコル」の実装に脆弱性が存在していることが明らかとなった。アップデートがリリースされている。

ネゴシエーション時に十分なランダム化が行われていない脆弱性「CVE-2020-11501」が存在し、セキュアな暗号化通信が行えないことが明らかとなったもの。脆弱性は、2018年7月にリリースされた「同3.6.3」以降に存在するという。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.4」。重要度は「高(High)」とレーティングされている。

開発チームは、脆弱性へ対処した「同3.6.13」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消