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「EasyBlocks IPv6」に複数の脆弱性 - アップデートがリリース

ぷらっとホームのネットワーク機器「EasyBlocks IPv6」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが提供されている。

同製品は、複数のネットワークサービスを提供するIPv6対応のアプライアンス。脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品の管理画面に2件の脆弱性が明らかになったという。

具体的には、ログイン中のユーザーが細工されたページを閲覧した際に意図しない操作が行われるおそれがある「クロスサイトリクエストフォージェリ」の脆弱性「CVE-2020-5549」が判明。なりすましに悪用されるおそれがあるセッション固定の脆弱性「CVE-2020-5550」が含まれる。

これら脆弱性は、つくばセキュアネットワークリサーチの坂元英紀氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

ぷらっとホームでは、脆弱性を修正したファームウェア「同2.0.2」を公開。管理画面で利用する880ポートへのアクセスを制限するといった緩和策もアナウンスされている。

(Security NEXT - 2020/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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