Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Windows」に脆弱性、すでにゼロデイ攻撃も - 回避策などの実施を

マイクロソフトは、フォントの表示などに用いる「Adobe Type Manager(ATM)」ライブラリに未修正の脆弱性が存在し、ゼロデイ攻撃が発生しているとして注意喚起を行った。「Windows 10」はもちろん、1月にサポートが終了した「Windows 7」なども影響を受けるという。

同社によれば、「Windows」の「Adobe Type 1フォント」に対するパース処理に問題があり、リモートよりコードを実行されるおそれがある未修正の脆弱性が2件存在するという。細工されたドキュメントを開いたり、プレビュー表示すると悪用されるおそれがある。

同社は「限定的」としつつも、すでに標的型攻撃を認識しており、修正に向けた作業を進めていると説明。月例セキュリティ更新による修正の可能性を示し、対策の実施を呼びかけている。

具体的な回避策として、「OTFフォント」が自動的に表示されることを防ぐため、「Windowsエクスプローラー」におけるプレビューウィンドウと詳細ウィンドウの無効化する方法を紹介している。

(Security NEXT - 2020/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も